石窯の炎が暖かくて工房からでたくなくなります。
気温はマイナス5度ぐらいで風が強く吹き雪が舞っている。冷たい風がビュービュー。
今は夜になり、あたりは静まり返り風の通りすぎる音だけが 耳にはいる。目を瞑ると草原を風が吹いて何処からか声が聞こえて来そうな気がする。
1人になりただパンを焼く日・ガラスを作る日…人に会わない日もよくある。よく今までと変わらず生きているなと、自分を不思議に思うこともある。深く考えると動けなくなってしまう気がするから、ただ目の前の事を淡々とこなしながら、生きている。何のために?
心をゆっくり開いてゆきながら目の前に足を出す。
生きているから。