朝靄のパンとコーヒー

3/14

霞がかった山の中の朝。

山々が水墨画のようにグラデーションの中に消えてゆく。          休みの日の朝はゆったりできるなら、陽射しの中こんな風にすごしたい。…と書いていたら結構揺れた!地震でした。

この場所はどうも揺れます。熊本地震の時も地面は割れる  、温水器は倒れる、神社の狛犬はグルンのと回ったりと、瓦は落ちると目立たないけれども結構痕跡は残した。

地質調査ではこの地方は4億年前に日本列島が隆起し出した時の場所であるそうです。オーストラリア大陸の方から隆起し始めた海底が3箇所ほど海面に見えてきたのが、およそ4億年前。

この土地を含めた3箇所の内2箇所は九州ではなくて、中部地方本州の方であり、人が沢山入り各々が採掘をして荒らされてしまったらしい。

この場所は陸の孤島と言われていた程、深い谷と高い山々が人の歩みをはばみて、ほぼそのまま残っている。

古くから海面に出ていたので、人の歴史も古い様であるが         記録など残っているわけもなく、研究家の方々のお話によるもので想像するしかありません。

地震がなければ違う話しに行くところが、なぜかこの土地のお話になって来ています。

さらに想像するしかない話もあります。この地球に洪水と言うものが何度も起こっているのはみなさん知っていると思いますが、そのうちのノアの大洪水の起こる前にこの土地に        古代都市があったと言う話です。それは想像できなくもないです。なぜなら、その昔海面にポツンとある陸地に人が住み始めることは自然なことの様な気がしますから。

まあ、そんな大昔のことを思いながらコーヒーを飲んでいられる時間があるなんて、すごいついてると思います。             この世に生きていいと生を受け、食べるものがあり、 風を頬で 感じられ、美味しい水を飲め、季節の移り変わり目を花々・生き物に感じられ、笑い・泣き・喜び・怒り 息ができる。奇跡の連続でこの世の日常は出来ているんですね。

 

らくる