衣・食・楽 で「いしょくら」と読む。
2人で考えたホームページの名前。
ふたりの工房は 「楽流」
「衣」は機織で産まれる衣服でありました。
利津子さんの作る織物は奥が深く
それでいて優しく楽しげな空気 を
内包したものでした。
その「衣」は、利津子さんの死により
今は産まれることがありません。
ですが、それは決して悲しい事ではありません。
今、利津子さんは肉体を手放し自由に
飛び回り、同時に 何人もの人に語りかけ
働きかけ、作品を産みだしたり日々の営みを
豊かにしたり暗闇に光を射したりと
「衣」だけに留まらずより広く深く強く
活動出来るようになったからです。
では残りの「食」と「楽」は?
食の天然酵母のパンとピザ。
溶岩で出来た石窯は何事無かった様にそこにあるので
使ってあげたい。
今、少しずつパンを焼き始めてはいます。
ゆくゆく土・日は食の日にしようと
おもっています。
今は「楽」の営みを楽しく彩る自分に出来る
吹きガラスを制作しています。少しづつ
形になりつつあるので、
「食」と「楽」をどうにか形にしてゆこうと
おもってます。
この「楽」には楽流の「らく」と暮らすの「くら」
ふくまれております。
暮らすことはそれ自体が作品である
という事が2人の考えであります。
日々の営みというものは当たり前に
過ぎ去っていきますが、そのひとつひとつの
所作は奇跡なのです。美しいものであり、
愛しい事だとおもいます。
ですから暮らすという事をもっと
大事に創り上げていきたいので
「いしょくら」とよみます。
酵房樂流 楽流